高性能の理由低コスト・高品質

効率的な施工

効率的な施工

現場でコンクリートを打設する「鉄筋コンクリート構造」は、高価な建物といえます。
ブレインマンションは、「知的総合生産システム」の思想をもとに、「良い品質のものをローコストで提供する」ことに挑戦をし続けてきました。 その為に、品質を落とさず、作業効率を見直し、設計と現場の無駄を省くことを一番に考えました。
ブレインマンションの開発のなかで、当時常識と考えられていた施工方法を一つ一つ見直しすることで、「資機材の軽量化による作業性の向上」や「多能工化」、「一発仕上げによる補修の排除」などにより ローコスト化を実現してきました。
「知的総合生産システム」をご参照ください。
特に、最後の一発仕上げの発想については、全工程を貫く、基本理念ともなっています。
私たちは、良い物を買うためには、お金を出さなければならないと感じています。
しかし、ものづくりの現場では、「品質を高めることがコストを下げるための一番の手立てになる」という逆転の事実もあるのです。
高いレベルの品質でその場その場の工程をきちんと仕上げていくことで、その後の手間がなくなっていく。
かけるべきところに手間もお金もかけることで、無駄を省く。こうした考え方を基本に、現在もブレインマンション施工の現場は進化し続けています。

YNP工法


YNP工法

ブレインマンションには、特許をとった特別な技術が使われています。
それが、YNP工法【Yamaura Newel(隅)Post(柱)】です。

鉄筋コンクリート構造物には、大きく分けて、柱と梁で構成された「ラーメン構造」と壁と床で構成された 「壁式構造」 の2種類があります。
ヤマウラが特許を取得した技術は、壁式構造の建物の性能アップを実現するもので、ブレインマンションの標準構造でもあります。
元々、堅牢で災害に強く、重厚な壁が生活音を遮り、室内に張り出す柱や梁がないため効率よく空間を使えるなど、その特徴は、集合住宅にとても適したものです。
その構造の長所を、YNP工法で更に引き出すことが出来ました。
鉄筋コンクリートによる構造物は、コンクリートの柔軟性に欠ける部分を粘りのある鉄筋が補い、鉄の錆びを弱アルカリ性のコンクリートが防ぐ、素材同士の抜群の相性で強さを実現しています。
コンクリートがしっかりと鉄筋を包まれていなければ、本来の強度が保たれません。
従来の鉄筋コンクリート壁式構造では、どうしても建物の柱と基礎梁の接合部に鉄筋が集中してしまう部分がありました。
その大きな原因が、鉄筋をコンクリートに定着させるために作られた、鉄筋の端の「曲げ」の部分です。
特許を取得したYNP工法では、定着板で鉄筋とコンクリートを定着させる方法を採用することで、「曲げ」を使わず接合部をシンプルに納めることに成功しコンクリートが高い密度で充填され、より強固で耐久性の高い躯体が実現できました。
同時に、工事の手間を省き、品質のばらつきを防止することにしたもつながりました。
YNP工法は、公的性能認証機関である一般財所団法人日本建築総合試験(GBRC)より、性能証明も得られています。
実証試験によってもその有効性が確認された、画期的ともいえる発明です。

オリジナル開発の軽量資機材システム

オリジナル開発の軽量資機材システム

スーパーフォーム型枠

リサイクル可能なプラスチック軽量型枠
  • ・重量は従来コンパネの2/3で作業性が高まります。
  • ・型枠の現場加工が不要です。
  • ・オリジナル連結具を使うことで、組立・解体も短時間で行えます。

ブレインフォーム断熱材兼用型枠

工場生産品「硬質発泡ウレタン」の断熱材兼用型枠
  • ・直接コンクリートと密着させるため高断熱性能を確保します
  • ・型枠兼用のためコンクリート打設後も脱型する必要がなく、脱型工程と断熱材吹付け工程が削減されます。
  • ・型枠自体が超軽量なため、施工効率も大幅アップできます。

Yジョイナー
足場材のアルミ化・サポートのアルミ化
バタ角のFRP化

GRC階段型枠

グラスファイバーをセメントに混ぜたガラス繊維強化コンクリートを素材として用いた階段型枠
  • ・コンクリート打設後も脱型せずそのまま仕上げとなるため、作業工程は半減します。
  • ・木型枠を使わないため、使い捨ての資材の処分が発生せず、環境にも優しいです。
  • ・左官工事が不要となり、バラツキのない精度が高い階段施工が実現できます。

システムフロアー

管理体制

管理体制

建築現場管理の徹底

建設中の現場管理を徹底しています。 長年培ってきた経験から独自の管理システムを構築し、設計+現場+専門検査員によるトリプル管理体制で行います。

「資機材の軽量化」「多能工化」、「一発仕上げによる補修の排除」や、その場その場の工程をきちんと仕上げていくことで、高いレベルの品質で工程をきちんと仕上げます。
高いレベルの品質を作り出す為、現場で作業する職人も、高い技術を持た職人が手掛けます。
その職人も厳しい審査基準をクリアし、認定を受けた職人集団です。

ヤマウラ独自の管理システムは、無駄なコストを省くだけでなく、職人の負担を削減し、作業の効率化することも目的とし、日々の実績、経験を常に反映し、進化を続けています。

建物のクオリティーは単に建物のクオリティーを高めるだけでなく、建設現場の管理を徹底しています。
現場の整理整頓は事故を未然に防ぐ事だけでなく長くお付き合いする近隣の方へご迷惑が掛からないように配慮することはもちろん無駄なコストの削減にも繋がり、当然の管理と考え徹底しています。
また建設中に出てしなう廃材なども分別を徹底し環境への配慮も怠りません。